持ち帰り謎

作品

おばあちゃんのおもちゃ箱
販売中

「ごめんね、今日でおしまいなの。」 いつもの駄菓子屋に遊びにいった僕は、あまりに突然のことに、言葉の代わりに涙が溢れてきた。 「ほら、泣かないの。」 ゆっくりと目を開けると、滲む世界に映ったものは、しわくちゃな手と手作りなおもちゃ箱だった。 閉店の日、泣いていた僕は、おばあちゃんからの最後のメッセージを受け取った。。。

作品

素直になれないラブレター

「センパイ!」 聞きなれた声より一段高い声に振り向くと、いつもの元気で気さくな雰囲気とは、どこかが違うマネージャーがいた。 いつもの距離感より半歩踏み込んだ彼女は、手紙を押し付けると、一度も視線をあわせることなく走り去っていった。 声をかけ損ねた僕は、彼女がみえなくなると、視線をゆっくりと手紙にうつした。。。

作品

言霊
販売中

「豊作の神よ、村に豊かさを与えたまえ」 この村では、豊作の神に祈りをささげることで豊かさを手に入れていた。 しかし、人々は徐々に祈る事をやめ、祈りの言葉すら忘れると、太陽は闇につつまれ土地は枯れ果ててしまった。 覚えていることは2つ、言葉には神が宿ることと祈りの欠片があること。 祈りの言葉を解読し村を救え!

作品

ナゾトキ学園七不思議

「人間がね、消えるらしいよ」 入学式の真っ只中。不意に彼女がそう囁いてきた。彼女曰く、この学校には七不思議があり、その一つが神隠しだという。 入学式を終え、ふと気づくと、そこに居たのは僕ひとりだった。 見回せども誰も居らず、人の声も物音もしない。どうして誰も居ないのだ。そう思った瞬間、彼女の言葉を思い出した。そう、正確には"僕が"居なくなったのだ・・・ 七不思議の謎を解きあかし、もとの世界に戻ることができるのか?

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