本が奏でる不思議な珈琲店
分類カフェ謎販売期間2020/05/06 ~難易度★★★☆☆☆☆推奨人数1~2人参考時間25~50分対象年齢10歳以上常設店舗謎解きカフェ&ボードゲーム なぞねこ(愛知)時解 escape café(大阪) ※取扱終了
ミニ...
この村には一つのしきたりがあった。 『齢十五をむかえた者は、知恵の祠(ちえのほこら)へと向かい『賢者の書』を手に入れることで一人前と認める。』 十五の誕生日を迎える僕は、冒険の準備を始めた。
本日は、ご来店いただき誠にありがとうございます。 ご注文いただきましたこのカフェセットは、 必ずSNS映えするという不思議なメニューです。 是非最後までお食事をお楽しみくださいませ。
『あのね、謎を作ったんだ!』 通い慣れた喫茶店。いつも通りの注文をした後、カウンターの下から声が聞こえてきた。あの子はたしか、よくお店にきてる謎解きが大好きな子。 『あのね、学校でね!初めて謎を作ったんだっ!!』 どうやら『私の好きな物』という題材の特別授業で作ったらしく、お店に持ってきたようだ。視線をメニューに移すと、その子がテーブルから顔を半分だしてこっちをみていた。わたしはその表情に応えることにした。いつものコーヒーが冷めないうちに。
森の中のかわいいかわいいパンケーキ屋さん。 ふわふわパンケーキを注文すると、「ただいま、ゆっくりじっくりやきあげております。焼き上がりまでお時間頂きますので、お待ちの間、こちらをお楽しみ下さいませ♪」 と、店員さんはトレーをそっと置いた。
「暇だな~。」行きつけのカフェで呟くと、私の前に、マスターがそっと手紙を置いた。 キョトンとした私をみると、グラスを拭きながら「暇なんでしょ?」と、不敵な笑みをこぼした。